
環瀬戸内海会議では2015年から、故藤岡義隆氏(元環瀬戸顧問)による呉市内の海岸生物調査の継承を海岸生物調査の最重要課題と位置付けています。この調査結果は瀬戸内海の生物多様性の変化を見るうえで大変重要な資料であり、2012年の中央環境審議会答申にも掲載されました。
(答申からの抜粋)
「数少ない長期的な観測がなされた広島県呉市における海岸小動物の種類数の経年変化では、昭和35年(1960年)度から平成2年(1990年)度にかけて種類数が著しく減少したが、平成6年(1994年)度以降に回復の傾向が見られている。しかし、昭和35年(1960年)度と比較すると依然として低いレベルである。」(答申7ページ)

答申の資料編20ページには、「呉市周辺6定点における海岸生物種類数の経年変動」のグラフも掲載されています。
調査結果(2025年7月更新)
〇 総括(3地点・総種数の経年変化、地点毎・動物群毎の経年変化)
長浜、戸浜、広西大川の3地点で1960年以降の海岸生物調査を整理しています。
3地点で2015年から開始した調査で、生物種とその種数を整理しています。
故藤岡顧問が調べた過去データ(1960、1987、1990年)と併せて掲載しています。
岩場に生息する生物で、環境の影響を受けやすいとされているカメノテとイボニシについて、
2011年以降、長浜と戸浜の2地点で個体数を調べた結果です。
それぞれ10mごとのブロックに分けて計測しています。
